| エンジン総排気量 | 1,166cc |
|---|---|
| ピストン | コスワースφ75mm |
| カムシャフト | メガサイクルST-2 |
| キャブレター | ケーヒンCRφ33mm |
| エキゾーストシステム | ヤマモトレーシング |
| 電装系 | ASウオタニ SPⅡ |
| オイルクーラー | Jクラシック |
| ホイール | (F)ダイマグ Hセクション 2.75-18 (R)ダイマグ Hセクション 4.50-18 |
| Fブレーキ | キャリパー：S1タイプ ローター：Jクラシック |
| Rブレーキ | キャリパー：APレーシング CP3696 ローター：Jクラシック |
| ブラケット | アンダー：Jクラシック |
| Rショック | ナイトロン |
| スイングアーム | Jクラシック タイプⅡ |
| クラッチ | アウトボード：Jクラシック |
| ステップ | Jクラシック |
| etc. | |
エディ・ローソンのチャンピオンマシンであるS-1のイメージに近づけるべくコンプリートカスタムマシンとして過去にJクラシック社がZ1000Rをベースに製作した“SR1”。この車両はSR1をベースに、さらにオーナー好みに合わせて当社が手を加えて製作しました。
リヤショックは高性能なナイトロン製でオリジナリティを追求し、また“カーカーメガホン”というアイデンティティをあえて外し、材質や形状にこだわってワンオフ製作。80年代テイストではなくオリジナリティや性能面を意識して手を加えました。オーナー独自の遊び心を加えて仕上げた車両になりますが、ただ個性を追求しただけではありません。S1を模してツインプラグ化したり、S1のコピーキャリパーなどを採用しました。
現代の技術を用いつつも、当時のレーサーの雰囲気も残したハイブリットカスタム車両になります。
ステアリングダンパーはNHK製を装着している。S1と同様のマウント方法とすべく、フレームにステアリングダンパーのステーを取り付けるためのボルト用の受けを溶接している
オイルクーラーもS1風のJクラシック製を採用。装着のためのステーもS1風のゴム製で、マウント部分はフレームに溶接している。オイルラインの取りまわしもS1と同じとした
フロントまわりはS1を意識した仕様。キャリパーはメーカー不明のコピー品で、1個15万円という価格。ローターはJクラシックのS1レプリカで、サポートは当社で製作した
電装系はASウオタニのSPⅡを用いてツインプラグ化。性能の向上より、S1がツインプラグだったからというのが加工の理由だ。これによりタンク下には複数のプラグコードが見える
ステップはJクラシック製だが、ブレーキ側のプレートはマフラーステーを兼ねたワンオフ品。クラッチのアウトボードもJクラシック製で、今日のアウトボードのさきがけ的な存在だ
リヤショックは高性能なナイトロン製で、オリジナリティを追求し、全体にカシマコートをほどこしたリミテッドモデルとした。スプリングは車体のラインと合わせてブルーを選択
ヤマモトレーシングでワンオフ製作したマフラーだ。エキゾーストパイプは音質にこだわりスチールを採用し、集合部は耐食性を考慮してステンレス、サイレンサーはアルミというハイブリットな1本。車両を持ち込んだりと、手間や費用はかかっているが、その甲斐あって強烈な個性を放っている
Jクラシックの鋳鉄ローターとサポートを用いて、S1風に仕立てられたリヤブレーキまわり。しかしフルレプリカというわけではなく、キャリパーはAPレーシングを用いている
